ケアマネージャーの合格率

ケアマネージャーの合格率

ケアマネージャーの合格率は31.3%、これまで11回の試験が実施され1,473,414人が受験し、461,650人が合格しています。ケアマネージャーの合格率は、第1回に44.1%、第2回に41.2%と高い合格率を出していますが、年々合格率は低くなり第11回には21.8%の合否となっています。

 

ケアマネージャーの合格率と合格者数を見てみると、毎年3万人程度の合格者数を見込んでの難易度調整が行われているように見えます。ケアマネージャーの合格率30%をキープしていた第5〜7回ですが、合格者数が約37,000人まで増えるに伴い、第8回で合格率25.6%の約34,000人までぐっと下げた印象があります。

 

第9回ケアマネージャーの合格率は20.5%で合格者数は3万人を切り、第10回で合格率22.8%の約31,000人の合格者と盛り返した印象ですね。さて、ケアマネージャーの合格率という数字だけを見てみると、資格試験の合否は年々難しくなっているようにも見えますし、難易度の高い試験にも見えます。

 

ですが、ケアマネージャーを目指す試験経験者によれば、「それほど難しくない試験だ」という意見が多いですね。ケアマネージャーの合格率に惑わされないことというアドバイスをよく目にしますが、実は資格保有者による「とりあえず受験」という人が多く合格率を下げている状況が目立っているのですね。

 

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ケアマネージャーの合格基準

ケアマネージャーの合格基準は、財団法人社会福祉振興試験センターが決定し、各都道府県共通となっています。ケアマネージャーの合格基準点は、1問1点の配点で、介護支援分野と保健医療・福祉サービス分野それぞれ70%の正答率を基準に、毎年問題の難易度で補正されます。

 

第11回のケアマネージャーの合格基準点を見てみると、介護支援分野は25問中15点が合格点。保健医療福祉サービス分野は、免除なし(25/35)、医師等(11/15)、看護師等(14/20)、福祉士等(14/20)、看護師等+福祉士等(3/5)となっています。

 

ケアマネージャーの合格基準を7割とすると、介護支援分野で17点、保健医療福祉サービス分野で免除なしなら24点、医師等は10点、看護師等は14点、福祉士などは14点、看護師等+福祉士などは3点が合格点となります。ケアマネージャーの合格基準を過去に遡ってみてみると、正答率60%〜80%の幅があります。

 

ケアマネージャーの合格基準を確実にするには、8割以上の正答率が求められることになりますね。ケアマネージャーの合格基準を8割とすると、介護支援分野で20点、保健医療福祉サービス分野で免除なしなら28点、医師等は12点、看護師等は16点、福祉士などは16点、看護師等+福祉士などは4点が合格点となりますね。更に安心できる点数となると、これ以上が求められ、過去問練習なら9割を目指して勉強すると良いかもしれませんね。

 

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