介護福祉士とケアマネージャー
介護福祉士は2008年登録者数で64万人、内ケアマネージャーの資格取得した人数が14万人です。介護福祉士からケアマネージャーになることが王道と言われていますが、20%強という少なさに少し驚きました。介護福祉士は、ケアマネージャーを目指すものというイメージが世間にあるかどうかはわかりませんが、もっと居ても不思議ではないように思えます。
介護福祉士でケアマネージャー(介護支援専門員)を目指している人はもう少し多いのかもしれませんが。介護福祉士の多くが、ケアマネージャー業務に魅力を感じていないようです。
介護福祉士とケアマネージャーとの違いは仕事の内容にあり、多くの介護福祉士がずっと現場で働いていたいという意思があるようです。介護福祉士からケアマネージャー資格を取得した人の中には、介護福祉士としての兼務に就き、現場での仕事を大切にしているように思えます。
他にも、上司に言われたら受験するという人、もう勉強したくないという人、いずれは取りたいという人さまざまですが、ステップアップを考えている人は少ないようですね。ケアマネージャー資格の価値があれば取得したいという人もとても多く、昇給メリットがあまりないことも資格取得者数の少なさの要因かもしれません。
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ケアマネージャーの実務研修
ケアマネージャーの実務研修は、試験に合格したら必ず受けなくてはいけません。ケアマネージャーの実務研修を欠席すると、資格をもらえないのでスケジュール調整と健康管理はしっかりしておきましょう。
ケアマネージャーの実務研修は、都道府県によって日程も場所も異なり、早いところでは12月頃から始まり2・3月には修了しますが、遅いところでは修了が6月というところもあり、4月からの就職に間に合わないこともあるようです。ケアマネージャーの実務研修に行けない場合は、翌年以降の実務研修修了後、資格取得となります。
ケアマネージャーの実務研修は、前期と後期に分かれていて、講習を聞いたりロールプレイなどで実習をしたり、基礎から実践的な学習まで行います。実務研修には、ケアプランの作成に協力してもらえるお年寄りを見つけておく必要がありますので、最寄りデイサービスなどで紹介してもらえるか当たっておくと良いですね。
ケアマネージャーの実務研修の前期は主に講習がメインで、かなりの量のテキストとプリントが配られます。後期が始まるまでの間に、模擬要介護認定調査や社会資源調査などの課題が出されるので約2週間〜1ヶ月で報告書をまとめます。提出は、後期初日で都道府県により提出すればOKというところもあれば、添削があり再提出を求められるところもあるようですよ。
ケアマネージャーの実務研修の後期は主に実習がメインで、グループ学習が多くなります。この時のグループ運は重要で、やる気のない人とグループになると意見交換が不十分に終わり、後悔する人も多いようです。前期の講習では眠ってしまう人も中にはいるようですが、後期の実習では将来の仕事に影響すると考える人も多く真面目に積極的な学習をする人が多いようですよ。
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